2015年08月07日
体重を毎日はかると減量は成功しやすい スマホアプリでも効果
カテゴリー: 二少(少食・少酒) 三多(多動・多休・多接) 肥満症/メタボリックシンドローム メタボリックシンドローム
体重を減らしたいと希望しているのなら、体重を毎日測定するのは良い方法だ。「体重をはかりグラフ化し、増えたときには何が原因かを考えると、生活改善につながります」と、専門家はアドバイスしている。
体重を毎日はかるだけのダイエットは効果がある
「体重を毎日はかり、目標体重に近付ける、あるいは目標体重を維持しようと試みると、多くの場合で実を結びます」と、コーネル大学のデイビッド レヴィスキー教授(栄養心理学)は指摘する。
レヴィスキー教授らは、平均年齢46.6歳の肥満の男女162人を対象に研究を行った。参加者の体格指数(BMI)の平均は33.5kg/m²だった。
参加者を毎日体重測定して記録するグループと、測定しないグループに分けて、2年間をかけてダイエットに取り組んでもらった。
減量の方法は、食事の量を減らす、間食をやめる、運動を始めるなど、個々の参加者が取り組みやすい方法を自由に選んでもらった。
体重を毎日はかるグループは、測った体重をグラフに記して、日々の取り組みにより体重を少しずつ減らしていく「タイトレーション方式」を実行した。
体重を測定しないグループには、最初の1年間は特に指示を与えず、2年目から体重をコントロールするためにタイトレーション方式に取り組んでもらった。
10日間で体重を減らせた場合は、さらに体重を1%減らすという次の目標を設けられた。最終的には体重を10%減らすことを目標とした。
1日の摂取カロリーを150kcal減らすことを2週間続ければ、体重を1%減らせるという。1斤6枚切りの食パン1枚がだいたい150kcalに相当する。
体重をグラフで視覚化すると効果が上がる スマホのアプリでも可能
Frequent Self-Weighing and Visual Feedback for Weight Loss in Overweight Adults(Journal of Obesity 2015年6月)
(TERA)