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階段をもっと使うために何をすれば良い? 運動量を増やす方法

カテゴリー: 三多(多動・多休・多接) 糖尿病 肥満症/メタボリックシンドローム メタボリックシンドローム

 階段を昇降するとウォーキングよりも多いカロリーを消費でき、運動不足の解消につながるが、不便な階段を使うのを避ける人が多い。そんな人にも階段を使ってもらう効果的な方法が考案された。
階段の利用を促すメッセージを表示
 エスカレーターやエレベーターを使うよりも、階段を使った方が、運動量と消費カロリーを増やせることを多くの人は理解しているが、実際に階段を使う人は少ない。普段はエスカレーターやエレベーターを使っている人に、階段を使ってもらえるようにするため、バーミンガム大学運動・リハビリテーション学部のフランク イブス氏らは次のような実験を行った。

 駅などの公共施設やショッピングセンターの階段の目に付きやすい場所にポスター表示をし、15段以上の階段のライザー(階段の垂直面)にカラフルな表示し、利用者に階段を使うメリットをメッセージとして呼びかける実験を行った。

 研究チームは、学校や駅などの公共施設で、行き交う人々の目に入るように、階段のライザーに次のような表示をした。実験は、英国の各自治体の協力を得て、バーミンガム、コベントリー、ウォルソール、ダドリー、ノッティンガム、ウースターなどで行われた――

「階段を昇りましょう」
「階段の昇降で燃焼できるカロリーは通常のウォーキングの3倍です」
「階段の昇降でジョギングよりも多いカロリーを燃焼できます」
「1分間に燃焼できるカロリーは階段昇降の方がテニスよりも多い」
「1日に7分間、階段の昇降をするだけで、心臓病や脳卒中のリスクが低下します」

 その結果、階段の使用率は職場施設で12.3%、公共施設で6.4%増加した。階段の隣にエスカレーターがある施設では、表示を行う前は階段を使う人は約4%だったが、表示後はその割合が10%近くまで増えたという。

階段昇格で1年間で体重を1.4kg減らせる
 運動不足は公衆衛生上の重要な課題だ。運動や身体活動の量が減ることで肥満が増え、高血圧や糖尿病、心疾患、がんなどの、肥満が引き起こすさまざまな病気の発症が増え、医療費の増加につながる

 イブス氏によると、肥満傾向のある人の方が、こうした表示により敏感に反応する傾向があるという。階段を上る運動では、体重が重いほど消費カロリーが増え、効果も大きくなる。

 「スポーツジムに通って運動をはじめようと思わない肥満者も、階段なら上ろうという気になるでしょう。しかも階段の昇降は無料で行えます」と、イブス氏は階段昇降のメリットを強調している.

 階段の昇降で消費するカロリーは1分あたり約7kcalだという。1日に400段を昇降すると、およそ100kcalの運動量になる。体重が80kgの男性が、毎日で通勤途中でエスカレーターやエレベーターを使わずに、階段の昇降を1日に10回繰り返すと、1年間で体重を1.4kg減らすことができるという。10年間続ければ体重を10kg減らせる計算になる。

階段とエスカレーターを離すと階段の利用率は上昇
 カナダ・モントリオールのコンコーディア大学などの研究チームは、階段とエスカレーターやエレベーターの距離をなるべく離れたところに設置すると、階段の利用率が増えるという調査結果を発表した。

 エスカレーターの代わりに階段を使うだけで身体活動量を増やせるが、エスカレーターやエレベーターの方がはるかに便利で楽なのに、どうすれば階段を選ばせられるか。公衆衛生の専門家の多くがこうした悩みをもっている。

 コンコーディア大学の研究チームは、階段とエレベーターの位置を離せば階段の利用率が高まるという調査結果をまとめた。

 研究チームは、モントリオールの7つのショッピングセンターで、13の階段と12組のエスカレーターの利用をモニターした。35日間の観察期間中にのべ3万3,793名の歩行者がフロアを上下した。

 解析した結果、階段とエスカレーターが離れているほど階段の利用率は高まることが判明した。距離が100%離れている場合、上りの客は71%、下りの客は21%それぞれ増加した。

 「環境的な要因が階段の使用率にはっきりと影響することば判明しました。もっと階段を使ってもらえるようにするために、環境を調整する必要があります。より階段を使いやすくし、視覚的にも分かりやすくすると、階段の利用率は改善します。新しいビルを建設する場合は、階段の活用をより促す設計にすることが望まれます」と、コンコーディア大学のジョン ザチャリアスは述べている。

A multi-component stair climbing promotional campaign targeting calorific expenditure for worksites; a quasi-experimental study testing effects on behaviour, attitude and intention(BMC Public Health 2012年6月11日)
What makes us more likely to take the stairs?(コンコーディア大学 2015年7月9日)

(TERA)

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