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医療費が40兆円に 12年連続で最高を更新 1人当たり医療費も

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 厚生労働省は、2014年度の医療費(概算)の総額が40兆円に上り、12年連続で過去最高額を更新したと発表した。1人あたり年間医療費は31.4万円で、同じく過去最高を更新した。
医療費がはじめて40兆円台に
 発表によると、2014年度の医療費は概算で39兆9,556億円で、前の年度と比べて約7,000億円(1.8%)増え、過去最高となった。

 医療費の主な内訳は、入院(医科)は16.0兆円(1.7%増)、入院外13.8兆円(同1.3%増)、歯科2.8兆円(2.9%増)、調剤7.2兆円(2.3%増)となっている。

 概算の医療費は、医療機関からの診療報酬請求にもとづく集計の速報値で、国民医療費の約98%に相当する。このため確定値の医療費がはじめて40兆円台になるのは確実だ。

 国民1人当たりの医療費は31.4万円(同2.0%増)で、75歳以上の後期高齢者では93.1万円、75歳未満では21.1万円だった。

高齢者の医療費が膨張 現役世代の負担増加
 医療費は、2003年度以降、12年連続で過去最高を更新しており、保険料や税金を多く納める現役世代の負担が膨らんでいる。

 医療費の膨張について、同省では「高齢化の進展や、医療技術の高度化が主な要因」と説明している。

 75歳以上が人口に占める割合は12.5%だが、医療費総額に占める割合は36.3%で0.2ポイント上がった。

 医療費の財源は、患者の窓口負担は1割強に過ぎず、残りの5割が保険料、4割が税金でまかなわれている。窓口負担は原則3割だが、75歳以上は1割で済むことの影響が大きい。

 一方、価格が安い後発医薬品(ジェネリック)の使用割合は、昨年度は数量ベースで56.4%と、前の年度より8.4ポイント増えた。

1人当たり医療費、都道府県で最大1.5倍の差
 都道府県別の1人当たりの医療費(2013年度)も発表され、医療費の高い上位3県は、高知県(64.2万円)、山口県(63.1万円)、大分県(61.1万円)で、低い上位3県は、千葉県(41.5万円)、埼玉県(42.5万円)、茨城県(42.8万円)だった。

 西日本が東日本より高い「西高東低」の傾向が続いおり、もっとも低い千葉県と高い高知で約1.5倍の差が開いた

 高齢者が多い影響を除いても、千葉県と高知県とでは1.3倍の差がある。病院ベッドの数が多く、入院医療費が膨らみやすいのが一因だ。医療費の抑制には地域差の縮小も急務だ。

平成26年度 医療費の動向~概算医療費の年度集計結果~(厚生労働省 2015年9月3日)

(TERA)

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