筝腓上f篋 ユ羇紫g篋峨篌 JPALD
羇紫g篋
筝祉羇紫g
最近の関連情報・ニュース

血栓症の新たな原因を発見 タンパク質異常で血栓症を発症

カテゴリー: 心筋梗塞/狭心症 脳梗塞/脳出血

 血液が血管の中で固まりやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす「血栓症」は、けがなどで出血した際に血液を凝固させるタンパク質の異常が原因のひとつになっていることが、名古屋大大学院医学系研究科のグループの研究で分かった。

 血栓症が関わる病気は高齢者に多く、いくつかの要因が重なって起こるが、原因が不明なものも多い。研究グループの小嶋哲人教授は「加齢とともに増加する脳梗塞、心筋梗塞などの血栓性疾患の新しい治療法や予防法の開発につながる成果。超高齢化社会を迎えつつある日本で、社会的意義は大きい」と話している。

 けがなどで出血すると、血液を凝固させるプロトロンビンと呼ばれるタンパク質が、トロンビンという酵素に変化し、トロンビンの作用により血管内で血が固まる。一方、トロンビンには、アンチトロンビンと呼ばれる血液の凝固を抑制するタンパク質と結合して凝固を止め、血液が固まりすぎないようにする作用もある。

 研究では、家族に血栓症が多い患者に協力してもらい白血球を調べたところ、プロトロンビンの遺伝子が一部変異していることがわかった。研究グループが発見した遺伝子異常をもつ変異型のプロトロンビンは、トロンビンに変化してもアンチトロンビンとほとんど結合せず、血液が凝固し続けて血栓症につながることが判明した。

 小嶋教授は「これら血栓性素因の病態解明は、高齢化にともない日本人でも増加傾向にある静脈血栓症や脳梗塞、心筋梗塞などの血栓性疾患で、新しい治療法や予防法の開発につながる」と話している。

新たな遺伝性血栓症の原因を発見(名古屋大学 2012年6月12日)

(TERA)

関連トピック

疾患 ▶ 脳梗塞/脳出血

2015年12月19日
糖尿病患者数が316万人超、高血圧は1010万超 【2014年患者調査】
2015年10月23日
内臓脂肪肥満を解消すれば健康寿命を伸ばす 日本肥満症予防協会
2015年10月14日
健康寿命を縮める最大の要因は「不健康な食事」「高血圧」「喫煙」
2015年10月06日
1日25分のウォーキングで寿命が7年延びる 運動が遺伝子を変える
2015年09月24日
長時間労働は脳卒中や心筋梗塞のリスクを高める ストレスが影響

疾患 ▶ 心筋梗塞/狭心症

2015年12月19日
糖尿病患者数が316万人超、高血圧は1010万超 【2014年患者調査】
2015年11月18日
「ビール腹」の人は要注意 内臓脂肪がたまると死亡リスクが上昇
2015年10月23日
内臓脂肪肥満を解消すれば健康寿命を伸ばす 日本肥満症予防協会
2015年10月15日
バターや肉の脂肪は心臓に悪い 代わりに食べると良い食品が判明
2015年10月06日
1日25分のウォーキングで寿命が7年延びる 運動が遺伝子を変える